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STEPPIN’OUT! 2008 winter VOl.1
『STEPPIN’OUT!』(ステッピンアウト!)2008 winter VOl.1
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祝!「 STEPPIN' OUT! 」創刊!
ということで、発売を待ちに待った新雑誌を購入するため、池袋のジュンク堂へ。
こうやって発売日を待ちわびて、「わざわざ買いに行く感」がいい。
それは、売り場の中の予想していた場所にあった。
「おっ!」と思ったのは、大き過ぎず小さ過ぎない版型のよさ。
それから繰り返し読んでいる。
編集長である山崎二郎さんの「媚びず、群れず、『個』を貫き通し、
現状に満足せず、リスクを顧みず、常に挑戦し続ける男たちへ」という
挑戦的なコンセプトが、如何に実現されたのかを確かめるべく。
おそらくは月刊というターム、スタイルでは実現できなかったであろう
ディープかつ真摯な編集長からのクエスチョンが「決してうら若くはない」
幾人かのアーティストに投げかけられ、それに対する誠実な受け答えが
記されている。
その1つ1つが心に響くのは、自らの表現者としての立ち位置や有り様と
向き合い続ける編集長と、取材を受ける側のアーティストたちのそれが
感応しているからに他ならない。
アーティストの生きざままでを刻印したかのようなポートレートが、
またいい。
若かりし頃の貴公子然としたポール・ウェラーの顔と年輪を重ねた今の顔を
比べてみれば、「生きざまが顔に出る」ということの真偽が分かる。
個人的には、フェイヴァリット作家である辻仁成さんのインタビューの内容は、
ショック度高し。
著書にもブログにも記されてない、ここ何年かの戦いぶりが赤裸々に
語られていて、それらすべてが胸に突き刺さる。
すべての辻ファン、必読の内容。
また、長谷川京子さんのインタビューもまた、女性誌のそれとは
一味違う。
美しく生まれた女性が美しく生きようとする決然とした意志が生んだに
違いない、最後の一言がすばらしい。
かくして、企画、編集のみならず、書店営業までも編集長が行ったという
「STEPPIN' OUT!」は発刊された。
誌面に込められた「今、踏み出せ!」という武骨でいて確かなメッセージは、
創り手の端くれである自分の胸にもリアルに響いてくる。
読者として期待するのは、ただ1つ。
「季刊・山崎二郎」というそのスタイルが継続されること。
そしてまた、我が家の小さな書斎の小さな書棚において、この創刊号が
蔵書となったことを付け加えておく。
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