1982/07/10(Sat) 07:10
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( Released on 19820710 )
日本のロック史上に燦然と輝く不朽の名盤。
このアルバムから、プロデューサー・YAZAWA の海外レコーディング史が
スタートする。
それまでの日本人アーティストの凡百の「海外レコーディング」と
YAZAWA のそれが違っていたのは、単なる話題作りではなく、
欲しいサウンドに必要なミュージシャンを雇って「使った」ことだろう。
当然のことながら、いかに世界的にビッグなミュージシャンのプレイであろうが、
気に入らないテイクにはダメ出しをして・・・。
多くの邦楽アーティストが憧れていた(だけの)有名プレイヤーたちと
友達になって、面と向かってセッションをして、いい音を音源に刻んでゆく。
欲しいサウンドを得るためにロスに引っ越し、英会話学校にも通ったという
YAZAWA の本気度が、このアルバムで見事に結晶化している。
後期の The Doobie Brothers の面々の他に、TOTO のルカサー&ポーカロ、
後に強力なタッグを組むマルチプレイヤーのアンドリュー・ゴールド、
ボブ・グローブ、ニコレット・ラーソン、マーク・ジョーダン、
Little Feetに在籍したビル・ペイン、元Rufus のデニス・ベルフィールドら、
さながら‘ L.A. オールスターズ ’の脂の乗り切った演奏をバックに
骨太な YAZAWA の歌が楽しめる。
日本ではバラードの05., 08., がCMソングとしてヒットしたが、
ジェフ・ポーカロの‘ One, two・・・’というカウントで始まる01.,
アンドリュー・ゴールドのスライドギターがドライヴする 02,
乾いた音色のギターリフで引っ張る06., 夏らしく開放的かつ
大陸的なシャッフルの 09. などのロックナンバーたちが、
当時高校生だった吉里爽の心を文字どおり揺らして転がしてくれた。
「タフで切ない」YAZAWA の世界を描ききったちあき哲也さんの歌詞も光る。
野郎独りの熱帯夜のドライヴのお供におすすめだ。

