爽 屋

作詞家・吉里爽のルーツである音楽、書籍、その他諸々をご紹介していきます。 キーワードは「大人向き」。

1982/01/07(Thu) 22:20
Live in Europe
Otis Redding
B000002JKY


01. Respect
02. Can't Turn You Loose
03. I've Been Loving You Too Long
04. My Girl
05. Shake
06. (I Can't Get No) Satisfaction
07. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)
08. These Arms of Mine
09. Day Tripper
10. Try a Little Tenderness

(Released in 1967?)

60年代ソウルの、いやライヴ盤史上に残る名盤だろう。
今、これが日本盤で購入できないのは信じられないね。

高校生の頃通った高田馬場のレコード屋には、
ソウルの名盤がずらっと並んでいた。
お金のない高校生の吉里爽は、それらを買うこともできず、
いかしたジャケットを眺めたりするくらいしかできなかった。
でも、確かに、これを高校時代に聴いた覚えがある。
買ったばかりのウォークマンで、夜中に目を閉じて、
67年の彼の地へと心を飛ばして・・・。

鈴木啓志さんのライナーノーツによると、
このアルバムはオーティス単独のツアーのライヴ音源ではなく、
スタックスレーベル全体のレヴュ−(ショー)の中のベストテイクを
集めたものらしい。
当時のレヴューはレーベルお抱えバンドであるMG's が、
入れ代わり立ち代わり登場するさまざまなシンガーのバックを
務めるようなスタイル。
オーティスは1回のショーで5曲程度を歌っていたらしいのだが、
何回かのショーのベストテイクをかき集めて、あたかも10曲を
続けて歌っているかのように編集してあるのだ。

閑話休題。

とにかく、全10曲を、中だるみなく一気に聴かせる。
キャッチーなホーンのリフが名高い 01., 02.,
バラードシンガーとしての懐の深さを感じさせる 03.,10.,
カヴァ−曲の 04., 05., 06., 09., など、選曲もよし。

‘ Goota! Gotta! Gotta, gotta have it! ’と「ガッタ!」を
連発しつつ、MG's のたくましいグルーヴと一体になりながら、
突き進んでいくオーティスの姿が目に浮かぶようだ。
会場を埋めているオーディエンスは白人が多かったように
聞いているが、「熱い」音楽に飢えているようなヨーロッパの
オーディエンスの熱気も伝わってくる。

聴いていると、「オーティス、いい奴!」って感じがしてくるね(笑)。



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1981/05/04(Mon) 20:39
ポートレイト・オブ・ア・レジェンドポートレイト・オブ・ア・レジェンド
サム・クック

ユニバーサルインターナショナル 2003-09-17
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01. タッチ・ザ・ヘム・オブ・ヒズ・ガーメント
02. ラヴァブル
03. ユー・センド・ミー
04. 彼女はやっと16才
05. センチメンタル・リーズン
06. ジャスト・フォー・ユー
07. ウィン・ユア・ラヴ・フォー・ミー
08. 皆でチャチャチャを
09. アイル・カム・ラニング・バック・トゥ・ユー
10. ユー・ワー・メイド・フォー・ミー
11. 悲しみの気分に
12. キューピッドよあの娘をねらえ
13. ワンダフル・ワールド
14. チェイン・ギャング
15. サマータイム
16. リトル・レッド・ルースター
17. ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー
18. ナッシング・キャン・チェンジ・ディス・ラヴ
19. シュガー・ダンプリング
20. エイント・ザット・グッド・ニュース
21. ミート・ミー・アット・メアリーズ・プレイス
22. ツイストで踊りあかそう
23. シェイク
24. テネシー・ワルツ
25. アナザー・サタデイ・ナイト
26. グッド・タイムズ 他

「吉里爽の人生を変えたアルバム」シリーズの7枚目。
高校生の頃、オレンジ色のラベルが貼られたRCA時代のベストを
カセットテープで購入して、愛聴していた。
そのアルバムのよさを一番受け継いでいるベスト中のベストは、
現在、市場に出回っているアルバムの中ではこのアルバムだろう。

気高さのあるハイトーンの美しい声。
老若男女を踊らせてくれる楽しいダンスナンバー。
心の琴線に触れる切なくピュアなラヴソング。
非業の死を遂げたこともあって、タイトルどおり「伝説」になった
スーパースターの軌跡である。

恋に恋していたようなティーンエイジャーの頃、03., 12, 18 や、
ジョン・レノンもカヴァーしている17 などの切ないラヴソングを
夕暮れ時に聴いていると、涙が出るほど心の奥底まで染み渡ったものだ。
ユーモラスなメロディの 13, 14,
ダンスナンバーのスタンダードである22,
オーティス・レディングのカヴァーも名高い 23 などは、
歌詞カードが擦り切れるほど何度も聴いて歌詞を覚えた記憶がある。

ヴォーカリストとしての圧倒的なパフォーマンスにはもちろんのこと、
今さらながら、シンプルで力強いポップで美しいメロディを紡ぎ出す
彼のメロディメーカーとしての資質には賞賛を送りたいところだ。
ジャンル分けをすれば、ソウル、R&Bに違いないが、
ブラックミュージックに縁のない、あるいは敷居の高さを
感じているようなごくごく普通のポップスファンに
おすすめしたい1枚。
ブラックミュージックのと言うより、
この星のポップミュージックの歴史上にサム・クックの名前は
燦然と輝いている。


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1981/04/04(Sat) 10:16
Best of the Atlantic Years
Ray Charles

Best of the Atlantic Years

01. It Should Have Been Me
02. Don't You Know
03. Blackjack
04. I`ve Got A Woman
05. What Would I Do Without You?
06. Greenbacks
07. Come Back
08. A Fool For You
09. This Little Girl Of Mine
10. Hallelujah I Love Her So
11. Lonely Avenue
12. It's Alright
13. Ain't That Love
14. Swanee River Rock (Talkin' 'Bout That River)
15. That's Enough
16. What'd I Say (Part 1)
17. (Night Time Is) The Right Time
18. Drown In My Own Tears
19. Tell The Truth (Live)
20. Just For A Thrill

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「吉里爽の人生を変えたアルバム」シリーズの6枚目。
自分がR&B、ソウルに出会った1枚。

高校時代、‘ GOLDEN HITS ’というタイトルのほとんど同じ
選曲のベスト盤をカセットで購入して、聴いていた。
カセットのラベルはブラックで、アトランティック・レーベルの
かっこいいロゴ入りだったのを覚えている。
この時代のヒット曲が音楽的な原体験になったこともあって、
自分にとっては、「レイ・チャールズ=アトランティック・レーベル」
というイメージが強い。

いなたいホーンアレンジ、ソウルフルな女声コーラス、
思わず腰が動くようなグルーヴィーな楽曲がてんこ盛りである。
このアルバムを夜中にこっそり部屋で聴いていたティーンエイジャーの
吉里爽にとっては「R&B=海の向こうの大人の世界のいけない音楽」
であって、「TVやラジオからは滅多に流れないやばい音楽」であった。
ディーヴァを名乗るソウル好きの女性ヴォーカリストたちが
大手のレコード会社から次々とデビューする昨今と比べると、
隔世の感がある。
この時代のレイ・チャールズの楽曲に高校時代に出会った上に、
彼の武道館でのライヴも高校時代に体験できたのは幸せだったと思う。

エルヴィスがカヴァーした04. , エディ・コクランがカヴァーした
10. が有名だが、あれもこれもどれもこれも名曲だ。
アトランティック・レーベル以降のヒットチューンで彼を知った方にも
ぜひこのアルバムを聴いていただき、純度100%のソウルを感じてほしい。


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profile

吉里爽

Author:吉里爽
作詞家。
プロデューサー。
スイッチヒッターの二塁手。
音楽事務所「株式会社 爽」代表。

自分史を書くようなつもりで、
自らのルーツを探っていきます。


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